中国人の知人からある日、一本の電話。
「ダライ・ラマに会いたいですか?」
「会いたいです。」
「写真とビデオ、撮ってくれますか?」
「喜んで」
その後、2週間ほど前にダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表の方とパスポートのコピー持参で面接。
そして当日はパスポート持参で指定のホテルへ。
たくさんのSP。
ホテルの警備も厳しく、まるで空港のようなボディチェックを受け、大きな広間へ通されました。
それにしても、ここまでがあまりにもスムーズで本当にお会いできるのかしら?とここに来ても半信半疑でした。
広間には20人ほどの中国の方。
日本に住んでいる方もいましたが、この日のために中国本土から来た方も。
そこにいた中国の方とおしゃべりしながら待っていました。
「日本ではダライ・ラマのことはなんて言うの?」
「ダライ・ラマさま?法王様?かな」
「ラマはすでに敬称の付いた言葉。さまはいらないよ」
「なるほど」
そんなお話をしていると・・・現れました。
ダライ・ラマ。
中国語で話されていたので、何を言っているのかはさっぱりわかりませんでしたが、そこにいた方とできるだけ多くの人に話しかけようとされていました。心の温かい方。
お話が終わった後、たくさんの人が握手を求めていました。
その光景はまるで人気アイドルの追っかけみたいです。
私も握手してもらおうと思ったけど、イソギンチャクのように次々と手が出てきて、なかなか握手ができない。
このギャップがおかしくて、思わず妹に写真撮ってもらいました。
最後は握手してもらいましたよ。
ダライ・ラマがお帰りになった後、みんなで写真を撮り合ったりして、送ってね、というやりとり。
なんだかみんなニコニコしていて、すごく幸せそうでした。
ラマ様、ありがとう。
私はこれをきっかけにチベット、チベット仏教にとても興味がわきました。
そこでちょっと調べてみると、私が最初に面接を受けたダライ・ラマ法王日本代表部事務所のサイト。
単なる’こんな組織がありますよ’という名刺代わりのサイトかと思いきや、
チベットのこと、チベット仏教のこと、ダライ・ラマのことなど、ものすごい情報量です。
一度アクセスしてみてください。
フォトグラファー武井里香のブログ。筆不精なので、たまに更新します。